佐原建設

健康にいい木の話

木のある暮らしが健康を守る

漠然と“木は健康や身体にいいらしい”と御存じの方は多くいらっしゃると思います。ここではいろいろなデータに基づいて、健康にいいといわれる数々の良いところをご紹介します。

ご年配の方も安心して暮らせる空間

高齢化社会を迎え、人の身体にやさしい木材を使った住環境づくりが求められています。ある老人ホームでのケガや心身の不調の調査によると、木をたくさん使っている建物の中にいる人のほうが、インフルエンザや骨折、不眠などになる人が少ないということがわかっています。

データでも立証!長生きとよく育つ秘訣は木の住まい

マウスを使った実験では、木製の飼育箱で生活するマウスのほうが、金属やコンクリートの飼育箱で生活するマウスよりも、長生きをするという結果がでています。体重による成長を比較しても、木の飼育箱のほうがよく育っているのがわかります。

子供も優しく見守ってくれる空間です

■殺菌パワーを発揮する木の成分
 抗生物質の効かない細菌(MRSA)による院内感染や、O-157による食中毒などの細菌の 心配が取り打たされる今日ですが、こうした細菌に対し、ヒバなどの木の成分に強い殺 菌パワーがあることがわかっています。
■ダニも寄せつけない清潔な空間
 ぜんそくやアレルギー性皮膚炎などの原因のひとつにあげられるダニ。ある実験では、  集合住宅の床をカーペットから木製のフローリングに替えたところ、ダニの数が減少し たという報告があります。木の湿気を吸い取る性質やダニが住む隙間がなくなったため と考えられます。木の香りはダニを寄せつけない効果もあります。

目に優しい光にします

紫外線は目にも身体にも悪い影響を与えることがあります。木は、波長の短い光の紫外線を良く吸収し、「温かみ」を感じさせる波長の長い光の赤外線を反射し、眩しさをおさえます。人に快適な光の反射率は肌色と同じといわれています。そして木の反射率はほぼこれと同じなので、目にやさしいのです。

悪臭もホルムアルデヒドも吸収

■天然のデオドラント効果
木の香り、それには悪臭を消す働きがあります。ヒノキ、トドマツ、ヒバの香り成分にアンモニアの悪臭を通したところ、高い消臭率があることがわかりました。
■ホルムアルデヒドを吸い取る 木の成分
家具、カーペットなどに使われる接着剤や塗料から出る物質で汚された空気により、引き起こされる頭痛やぜんそく、アレルギーなどのシックハウス症候群。特に問題となっているホルムアルデヒドを、ヒノキやヒバなどの木の成分が空気中から吸い取り、減らす働きがあることがわかっています。

心地よい安らぎの生活習慣

みなさんの経験の中で思いあたるところはありませんか?手触りもよい、心地よい空間を包む木の存在。森の中にも感じられる、同じようなリラックスした感じ。木から受けるやさしさの理由は何でしょう?

温かみを感じる素材

コンクリートなどが熱の伝導性が高く外気や室温の変化に急激に反応するのに対して、温度や熱の変化が伝わりにくい木材は、適度な保温力があるので、直接足や手の触れる場所に使うと快適性も向上します。最近では無垢の木のあたたかさを生かしたフローリングのリビングなど人気があります。素足で歩くのも楽しくなります。

音をまろやかな響きにする木

木は音を適度に吸収して、心地よく感じる音の範囲に調整してくれます。そのため木を使った部屋は、音がいつまでも響かず適度に反射するので、音が聞きやすいといわれ、おおくのコンサートホールに使用されています。

木の空間のリラックス効果

森を散歩すると気分が良く、安らぐのは、木に含まれるフィトンチッドという成分のためだといわれますが、そのフィトンチッドを使った実験でも血圧が下がり、脈拍も落ち着きリラックスさせる効果があることが確認できています。また、木の香りも人の心に安らぎを与え、木の香りのする部屋は疲れが早く取れるといわれます。木のチップや葉を入れた枕は心地よい眠りに効果的ともいわれます。ヒノキ材の香りは、リラックスしたときに発生する脳波(アルファー波)を増やすこともわかっています。

快適な空間、安らぎの空間、その他にも、
日本の建築文化の中の長い歴史と経験の中で受け継がれた
木の特性があります。
他の素材よりも衝撃吸収力があるので、
転んだときなど衝撃をやわらげてくれますし、
木材住宅は「火に強い」ともいわれます。
また木材の持つ断熱性と調湿性をうまく使い、
体感温度での快適な空間をつくりだせるのです。